コラム

2006/06/13

限りある地球資源(水・KI)


▼原油価格の高騰が止まらない。統計によると、原油価格は91年の湾岸戦争突入以来の高値ということだ。石油元売各社は、当然ながら値上げ分を店頭価格に転嫁している。ある専門家は「今後も小売価格上昇の可能性はあり得る」と語っている

▼今回、世間を騒がしている原油価格の上昇には、庶民が様々な負担を強いられている。原油高騰で大型貨物の輸送手段となるフェリーはもちろん、クリーニング店や銭湯などで燃料として利用する重油価格も値上がりしている。また、車を乗る人にとっては、ガソリンの高値が最も頭の痛いところだ。ちなみにガソリン価格を全国的にみると、離島などを多く抱える長崎県が最も高く、逆にガソリン税の軽減措置が採られている沖縄県は最も安い

▼しかし、このまま上昇が続けば、将来的にガソリン自動車を持つ人はいなくなるかもしれない。この高騰の理由として経済発展著しいインドや中国の需要増が関係しているとのこと。将来、石油が枯渇してしまったら果たして何が代替燃料となるのか考えると実に不安である

▼その対応策の一つとして、自動車メーカー各社は、モーターとエンジンを共用して走るハイブリッド自動車の開発を進めている。個人的には、スタイルと価格の面でイマイチと考えるが。今後、多くの車種がラインナップされることを期待している

▼地球資源については、オイルショックの頃より省エネルギー、省燃費が叫ばれてきた。また、地球規模で環境保護にも取り組んでいる。我々は、少ない資源の有効利用について、毎日の生活の中から本気で真剣に考えていく必要があるのかもしれない。(水・KI)

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