コラム

2006/07/28

脳とストレスの関係(水・KK)


▼最近、脳の活性化、脳トレーニングに関する書籍、ゲームソフトがブームである。脳内活性化セミナーなども各地で開催されている

▼ものごとをポジティブに考えていると脳の深部から意欲の素となるドーパミンという物質が分泌される。悲しいこと、マイナスのことばかり考え続けているとドーパミンの分泌が少なくなり、意欲的感情が出なくなる。全く出なくなるとパーキンソン病、鬱病になりうる

▼悲観的にならないためには自分を客観視することだ。必要以上に自分を追い込まないことだ。野球の試合で自分のエラーでチームが負けた場合など、いつまでも自責の気持ちを引きずる。しかし客観的な見方をすれば打線がもっと点を取ってくれれば良かっただけのことだーと

▼マイナス思考の袋小路から抜け出すには成功体験を積むことが有効だと言われる。書店などに大人のためのぬり絵があるが、1ページ塗るごとに達成感を感じる。些細なことでも自分を誉めることでドーパミンの分泌か促進され、意欲が湧いてくるという。当たり前の仕事でも時には自画自賛したり、周囲も認める環境も必要かも

▼よい睡眠も脳を元気にする。眠ることは脳を休ませるとともに、記憶の整理という大きな役割がある。筆者などは寝床のなかで、その日やり残した仕事のことや次の日に予定などをあれこれ考えなかなか寝付けないことがよくある。これは最悪のパターンらしい。1日の良い出来事だけを考えて緊張から解き放たれて気持ちよく眠りに就くのが理想だ。日々緊張、ストレス、不安から逃れることはできないが、くれぐれも自分を追い込まない注意が必要だろう。 (水・KK)

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