コラム

2006/08/28

足で稼ぐことの基本(前・HM)


▼「ツイてる日」というのがある。今日は、何をやってもうまくいく、という日だ。先日、筆者にもそういう「ツイてる日」があった

▼ある建設関連団体の事務局のところへ届け物を持って行くと、以前取材したことがある測量機器メーカーの人にお会いした。聞くと、測量機器やパソコンソフトのセミナーをやっていると言う。そのメーカーは、弊紙にとって、広告のおつきあいを頂いた事もある大事なお客様。最近顔を出していないのを気にしていた時だったので、まさにグッドタイミング。さっそく取材をさせてもらった

▼それを皮切りに、いつもは外に出ている事が多い社長さんに偶然会えたり、役所へ行けば、思いがけない人と行き会い、取材の約束をとることができたり等々やる事なす事すべて良いことばかりが重なった

▼この日は、かようにツイていた筆者だが、おかげで「外に出ること(足で稼ぐこと)の大切さ」を痛感させられた。それは、記者の基本と言ってもいい大切なことだと思う。外を歩き、様々な場所へ行き、色々な人と会う、それらは全て経験となるし、偶然ネタを拾うこともあれば、次の取材のインスピレーションを得ることもある。入社当時から教えられ、そして実感してきたことだが、不覚にも最近は忘れかけていた

▼郵便、電話、FAXさらにはメールと、便利なツールはいくらでもある。外に出なくても情報は得られるし、業務の効率化にもつながる。しかし、その便利さをうまく活用するのと、頼りすぎる事は別物なのだろう。足で稼ぐことの大切さを再認識した事が「ツイてる日」の中で一番ツイていたことかもしれない。(前・HM)

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