コラム

2006/09/19

少子化を防ぐ一策(甲・TH)


▼最近、子供絡みの犯罪が多発している。新聞やニュースを見ていると、あまりにも事件の数が多すぎて、どれがどの事件なのか分からなくなり混乱してしまう。物騒なことが多いからなのか、「放課後児童クラブ(学童保育)」が全国的に普及しているという。我が家は共働きである。このため、来年度に入会させてみたいと思って調べているが、設置数が非常に少ないのが現状だ

▼放課後児童クラブは、1997年6月に「児童福祉法等の一部改正に関する法律」が成立し、はじめて法制化された。入会するには保護者の労働等により、昼間家庭にいない小学校に就学している10歳未満の児童が対象。開館日は、月曜〜金曜日までと決められている

▼そこに通う子供たちは、生活を営む場所として学校から向かい、家庭で過ごすのと同じように、休息したり、おやつを食べ、友達とも遊び宿題やお掃除などして過ごす。季節行事も多々あり、運動会、遠足のほか、地域のお年寄りとのふれあい、手話など様々体験できるという

▼ところで最近、少子化問題が一段と深刻になっている。筆者が暮らす山梨県内でも、昨年1年間に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は過去最少の約7150人、出生数から死亡数を引いた「自然増加数」は2年連続のマイナス

▼減少の要因は「働く女性が増え、男性に頼らないで生活が出来る」「子供を産むとお金が掛かる」「子供を面倒見てくれる人がいない」など様々。出生数を増加させるためには、国、県、市町村が一致団結し、子供を育てやすい社会環境を築き上げなければならない。少子化対策のひとつ、放課後児童クラブの増設は良策だ。(甲・TH)

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