コラム

2006/10/06

子供時代の貴重な体験(水・MK)


▼(社)茨城県測量設計業協会が県内の小学生に対象に行った「平成18年度測量の日記念体験学習」の感想文表彰式が過日、行われた。体験学習は協会員が各小学校へ出向いて行い、その時の感想文を募集。優秀な作品を表彰した。優秀作は本紙茨城版でも紹介(9月22日付3面)

▼最優秀の県知事賞に輝いたのは、つくば市立東小学校5年生の中根朱理さん。作品を読むと、「初めての測量体験」の驚きと喜びが伝わってくる。最初は、学校の先生から測量体験の話を聞いても、「ソクリョウ?何それ」と、まったく分からなかったという。しかし、GPSやピンボール、トータルステーションに触ってみたり、「歩測」「目測」を経験してみると「すごーい」と驚くばかり。そして「興味をもって挑戦するということがどんなに大切なのかがよくわかりました」とまとめている

▼そのほかの作品も、測量を少しずつ分かっていく喜びや楽しみにあふれており、「また今度、体験してみたい」「地図を身近に感じることができた」「測量器を見てみたい」とつづっている

▼子どもの時に経験したことが、その後の人生を左右することがあり、職業を選ぶ際にも影響するだろう。感想文の表彰式でも、同協会の方波見正会長が「この中から、一人でも多くの測量に携わる仲間が誕生することを願います」と期待を込めてあいさつしていた

▼10月29日(日)には、県内の建設関連団体による子ども向けのイベント「建設フェスタ」が常陸那珂港で開催される。こうした機会に多くの子どもたちが「建設」に触れ、正しく理解することを願う。それが将来の業界に大きく影響するはず。(水・MK)

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