コラム

2006/11/28

社会参加の大事な一票(水・MK)


▼「47点…」「えっ!!そんなに悪かったの?テスト」「違う(怒)。前回の茨城県議会議員選挙の投票率。大人の社会参加を表す点数みたいなものだね」「うん!確かに。選挙は社会参加の大事な一票。大切にしなきゃ」

▼これは、12月10日に迫った茨城県議選で投票率の低下に歯止めをかけようと県選挙管理委員会が啓発用のCMを作るため県民からアイデアを募ったなかの最優秀作品。水戸市に住む親子の作品で、日常会話を通して投票の大切さを訴えている

▼県議選の投票率は下がり続けている。昭和26年4月の選挙では89・01%だったが、年を追うごとに低下。平成10年12月には49・80%と50%を切り、14年12月の前回選挙では47・01%に低下。そのほかの選挙でも軒並み投票率は下がっており、前回の衆議院選挙(平成15年11月)は56・48%、参議院選挙(16年7月)は50・76%だった

▼筆者は可能な限り投票に行っているが、周囲に聞いてみると、行く、行かない、が半々ぐらい。行く人の考えは「自分の意思表示ができる」「知り合いに頼まれた」など。行かない人は「興味がない」「関係ない」が多かったように感じた

▼冒頭で紹介した最優秀作品と優秀作2品はCM化され、告示日の12月1日から10日の投票日までの間、県域ラジオ茨城放送で1日6回程度、放送される

▼優秀作の内容。「ママ、ダイエット順調だね」「これママの体重じゃないのよ、選挙の投票率のグラフなの」「えーっ!。47%って、半分以上の人が投票に行ってないの」「そうなの。12月10日、大人は責任をもって選挙に行かなくちゃね!」。投票はは声に他ならない。 (水・MK)

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