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「似て非なるもの」の現実(長野・YK) 2006/12/29
 ▼かつて筆者の実家では、埼玉県南部で電気屋を営んでいた。父は頻繁に東京・秋葉原へ真空管や
抵抗部品、コードなどを仕入れに出掛けていた。まれに隣町のアメ横で毛ガニをおみやげに買ってき
てくれたものだ
 ▼昭和30年代までは、カニといえばズワイガニ特に松葉や越前が美味しいカニの代名詞であり、
毛ガニは一段劣る物として若干安く売られていたようだ。父は酒飲みのためか、身より味噌を好んで
食べていたので、身は子ども達の胃袋に。筆者にとってカニといえば、タラバである。続いてズワイ
、毛ガニ、ワタリと続く。花崎や上海はあまり手に入らないのでランク外
 ▼しかしタラバやズワイは見た目は同じだが、似て非なるものがあるので注意が要る。タラバに対
してアブラタラバ、ズワイと紅ズワイ、毛ガニにそっくりなのがクリガニ。それぞれ若干味が劣ると
言われいるが、似ていることをいいことに「タラバや毛ガニが安い」などと売っている魚屋もある
 ▼同様に業界では今年、世間を騒がせた「似て非なるもの」があった。外観では見分けはつかない
が、中身(鉄筋量)が違うという構造計算書偽造問題。福島、宮崎、和歌山の知事逮捕も同様だ。た
だ7月豪雨で天竜川の送電鉄塔が倒れそうになった時、業者が危険を顧みず消波ブロックを投入して
いた映像は若干誇らしい
 ▼国の新年度予算案によると公共事業は6年連続の減額と厳しい見通し。逆境は時代の流れ。しっ
かりと見つめたい。もうすぐお正月。街の飾りはクリスマスからお正月色に替わった。来年こそは美
味しい「おせち料理」を堪能したものである。良い年になるよう祈りたい。(長野・YK)
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