コラム

2006/12/12

魅力ある商店街とは(茨城・KI)


▼町の商店街に活気がないといわれて久しい。近所の商店街でも人通りはまばらで、閉店している店も数多く見られる。筆者が小学生の頃は、たくさんの大人や子供が街にあふれ、もっと元気があった気がする

▼これは何も特定の地域ではなく、全国的な問題だと言われている。そしてこういった現状に対して、行政や商店街の人たちもただ見ているだけではない。公的な補助金を活用した再生・活性化策として、たくさんの人が集まるコミュニティセンターの設置や駅前広場の整備が進められている。また、抽選会などイベントの開催や歩行者天国による来場者への解放なども行っている

▼最近は、ショッピングセンターの建設も各地で進んでいる。広大な敷地には、食料品店や衣料品店、電気店、ドラッグストアなどの専門店が並び人々の購買意欲をそそる。確かに郊外の大型ショッピングセンターは駐車場も広く、新鮮な商品を安く買うことができる。商店街でも買うことは可能だが、品揃えや安さといった点では到底かなわない

▼全国商店街振興組合連合会のホームページを見るとおもしろい。日本全国の「元気な商店街」を見ることができるのだ。茨城県でも日立市の日立銀座中央商店街や坂東市にある岩井センターモール商店街などが特色を活かした魅力ある商店街として紹介されている

▼商店街には、人と人とのコミュニケーションを通した温かさがあると言われる。そして、店には毎日の暮らしに必要なその地域の特色ある品物が並んでいる。時には、値段をまけてくれるのも嬉しい。地元の人たちに愛される商店街を残していってもらいたいものだ。(茨城・KI)

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