コラム

2006/12/19

サンタクロースが来る(茨城・KM)


▼飲酒運転取り締まり強化週間が12月4日から全国一斉に行われた。警視庁によると12月に強化週間を設定するのは初めての事だという。それほどまで飲酒運転追放の機運が高まっている。クリスマスに合わせサンタクロースの格好をした署員が街頭に立ち、飲酒運転防止を訴える警察などもあるようだ

▼日本などで広く認知されているサンタクロースは、いつも笑顔で赤ら顔、白ひげを生やしたちょっと太り気味な老人である。白い大きな袋にプレゼントを入れて肩に担ぎ子供たちが寝ている間にプレゼントを配る。世界中を回るため、赤い鼻のトナカイが引くソリに乗り空を飛んでいる

▼ちなみに先頭を引っ張る赤鼻のトナカイ。名前はルドルフ。赤い鼻で馬鹿にされていたが、暗さと霧で先が見えないサンタクロース一行の行く先を赤い鼻で照らすために見出され、1939年に9頭目のトナカイとして仲間入りした

▼そんなルドルフの赤い鼻から放出される熱を感知し、サンタを追跡しているのがNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)。最新鋭の設備を駆使して追跡しているらしい。通常、他国のミサイル発射などを追尾しているNORADが総力を挙げて収集したサンタの機密情報を世界中の子供たちに提供するとはなんとも粋なもの

▼赤い衣装を着た赤ら顔のサンタクロースが赤鼻のトナカイの引くソリに乗ってやって来る。赤ら顔だからといってまさか飲酒運転はしていないだろう。「飲酒運転をしない」そんな事は当たり前。毎年クリスマスにはサンタクロース、ルドルフ、そして仲間のトナカイたちが素敵なプレゼントを運んできてくれる事のように。(茨城・KM)

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