コラム

2006/12/25

集中力に朝ごはん(東京・JI)


▼趣味のジャズ音楽活動で、久しぶりにステージに立った。観客は他の演奏者を目的に多く来場しており、いわばこちらは前座、脇役である。しかしサックスのソロや即興演奏では自分が主役。まぶしいスポットライトを浴びつつ、緊張しながらも落ち着いて演奏した。観客の評価は上々。実力を出し切るための自分との格闘を舞台上で楽しむことができた

▼今回の成功は、集中力が途切れなかったことによる。こうした集中力を養うには何が必要か。これについて、我が子が通う幼稚園の園長は「早寝早起き朝ごはん」と語る。こうした行為が脳の活性化につながるらしい。集中力がつけば、元気で、かつ落ち着きのある子供に育つという。皆が実行すれば、小学校で増加中の「授業中に歩き回る」という学級崩壊も無くなるーと熱弁をふるう

▼我が家では朝食は必ずとる。食べなければ生活リズムが崩れてしまい、体調が悪くなってしまうからだ。そもそも食べるという行為そのものが楽しいだけに、食事回数を増やすことはあっても減らすことは考えられない

▼平日は白飯・納豆・味噌汁と決まっている。休日はパスタとコーヒー。パスタを食べると身体が休日モードに変換され、途端にリラックスする。これは結婚当初から続いている。問題は、朝食をとっているにも関わらず家族全員の集中力が足りないところだ

▼「休日はパスタ」という固定した食習慣も飽きるもの。そろそろ別メニューにして欲しいところだが、「簡単に作れる」という作り手側の理由により、相変わらずイタリアンな休日の朝を迎えている。当面は「旧来からのしきたりとの決別」はできそうにない。(東京・JI)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら