コラム

2006/12/28

技能五輪とアビリンピック(茨城・MK)


▼ちょっと先の話だが、茨城県で平成21年秋に「技能五輪全国大会」と「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」が開催される予定だ

▼技能五輪全国大会は、23歳以下の青年技能者を対象に、技能レベルの日本一を競う大会として都道府県の持ち回りで開催されている。対象となる種目は、造園、旋盤、フライス盤、構造物鉄工から、電気溶接、タイル張り、曲げ板金、配管、建築大工などまで多彩。美容、日本料理、洋菓子製造なども予定している

▼一方「アビリンピック」は、障害者の技能労働者としての社会参加を促すとともに、障害者の職業能力に対する社会の理解と認識を深めるために行う。種目は、DTP、機械CAD、建築CAD、歯科技工、縫製、木工、喫茶サービスなど

▼茨城県の選手団は、これまでの大会でも好成績を収めており、今年10月に香川県で開かれた技能五輪大会では、24人が入賞。そのうち金賞には、機械製図の大須賀選手(日立ハイテクノロジーズ)ら4人が輝いた。また、アビリンピックでも6人が入賞。活躍の様子を写真で見たが、ものづくりなどに真剣に取り組んでいる姿が印象的だった

▼茨城大会のキャッチフレーズの締め切りは、来年1月26日。1人1点までだが全国のだれでも応募できる。採用作品には、賞状および副賞が贈呈される。たかが一行だが、このフレーズは、大いに大会を盛り上げる。ちなみに香川大会のキャッチフレーズは「未来へと 技のかけ橋(ばし) 香川から」。昨年の山口大会は「輝く技能 きららの国に 夢が舞う」。純粋な場で一途に活躍する選手を想像しながら、皆で考えてみたい。(茨城・MK)

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