コラム

2007/01/23

ETC施設の兼用活用を(茨城・HN)


▼正月休みは、女房の実家である福島の会津若松で、その大半を過ごした。今回の移動方法もいつもと同様、乗用車で、一般道から東北道を通り、郡山ジャンクションで磐越道に乗り換えるといったパターン

▼しかし出発の日はあいにくの大雪。東北道は問題なく通れたが、磐越道に入ると磐梯熱海インターチェンジ(IC)からその先が通行止め。しかたなく一般道で会津を目指そうとルートを変更したわけだが、磐梯熱海ICまで2?の渋滞で、出口にたどり着くまで3時間待たされる羽目に

▼出口付近にさしかかって驚いた。2つのうち片方がETC車専用で、ほぼ稼働していない状態。といってもETC車専用の出口が利用できないわけではない。だが、ETC車がその出口を利用できるのは、やっとの思いで目の前にさしかかった時のこと。その前にいる時点では一般車と同様、同じ列で待つほか術はない

▼地元の人に聞いた話では、大雪になった場合、そのほとんどが、この磐梯熱海ICからの通行止めだという。ならば当然、この時期の渋滞も想定できているはず。車内には生まれて9カ月になる長女が同乗しており、疲れていないか気が気でなかった

▼仮に、出口が2カ所で利用できていたとすれば単純計算で待ち時間も半分で済んでいた。ETC車専用の出口も一般車と兼用にしてあれば、切り替えて渋滞を緩和できたはず。渋滞緩和のために考案されたETCも、これでは逆に渋滞を招く要因。ETCの車載率が飛躍的に向上しているとはいえ、まだまだ車載していない車も多い。渋滞状況に応じて切り替えられる兼用出口を全ICに設置するべきだ。(茨城・HN)

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