コラム

2007/01/30

こだわりと評価(茨城・KM)


▼1月が最も売れるとされるランドセル。スーパーや百貨店では定番の赤や黒に変わり、カラフルな商品や防犯機能付きの商品が人気を集めているようだ。最近は最大で24色から好きな色が選べるだけでなく、ポケットのデザインなども選択が可能

▼また危険なこのご時世に対応した防犯ブザー常備タイプや、携帯電話などで児童の居場所を確認出来るものも人気があるようだ。人気の色やデザインの商品が売り切れる前に購入しようとする動きが強まっており、ランドセル商戦は年々早まっているとのこと

▼もう一方で始まるのがバレンタインによるチョコレート商戦。女性から男性へのギフト需要が中心だが、自分用に購入する女性が年々増加傾向にある。このため各店とも女性の心をくすぐるアクセサリー付きや、普段は手に入りにくい品をそろえるなど、ご褒美消費の拡大に力を入れている

▼アクセサリーブランドと協力し、指輪などをセットにして販売したり、美容で引き寄せようと、ヒアルロン酸やコラーゲンなどを含んだチョコの詰め合わせなども販売される。またチョコレート本体の味にこだわる人が増えているため、原料となる生カカオの試食コーナーを設ける百貨店もある

▼子供の頃からこだわり、選び抜いたランドセルを背負うのだから、今後もこうした状況は続いていくと思われる。「いいものを安く」に越したことはないが、いいものにはそれなりの対価が払われるべきである。公共工事においては、低入札が増えているが、ただ闇雲に安価を求めるのではなく、総合評価制度の導入拡大などにより、技術は正当に評価されるべきである。(茨城・KM)

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