2007/02/08
東京人は見た目が10割(東京・HK)
▼東京都庁に行くと、最近では雨漏りがひどいようで青いビニールシートが目立つようになってきた。竣工から約17年だが、特別なデザインになっていることもあり、補修には約1000億円かかるとみられている
▼現在の都庁はバブル期に計画された超高層ビル。旧約聖書に出てくる伝説上の巨大な塔「バベルの塔」をもじって、完成当初は「バブルの塔」と呼ばれていた。設計は故丹下健三氏。高さは243mで、当時では日本一の高さ。バーや喫茶店なども併設されており、展望室は第一本庁舎45階に位置。年末年始以外は年中無休でオープンしている。有事の際には変形してロボットになるという噂があるとかないとか・・・
▼ビジネスホテルチェーン大手の「東横イン」は1号店を開いてから今年で21年。同ホテルでは、法律で義務づけられた身体障害者用の設備を、完了検査を受けてから客室に変えるなど容積率違反をした。検査は建物そのものの構造的な部分をチェックするということはなく、目視によるものが中心で、コンクリートを打設してしまうと分からないことが多かったという
▼ところで「学生の方はあちらの席でお願いします」取材先で席に座っていると某区の職員に声をかけられた。「報道関係者なんですが」と答えると「何か証明できるものは」と再び質問。記者証を見せると腑に落ちない感じで戻っていった。見た目と現実は違うことが多いようである。(東京・HK)