コラム

2007/03/12

古き良きパートナー(山梨・SA)


▼先日、自宅で写真の整理をしていると懐かしい車の写真が見つかった。筆者が現在の会社で社用車として使っていたトヨタ・スターレットの写真

▼当時、型は古くても愛着があり、ところどころ調子が悪くなっては修理を繰り返し、だましながら乗っていたが、ある日ついに買い換えが決まった時、記念に残しておこうと思って撮った一枚。この車はたしか平成3年に製造されたもので使用していた当時でももうすでに10数年くらい前の車だ

▼初めて集金に出かけた時や、道に迷って約束の時間に遅れてしまったことなど、楽しかったことや辛かったことなど当時の思い出が明瞭によみがえってくる

▼この社用車とは1年ほどの付き合いだったが、小回りがきき、狭い道でも乗りやすい車で、見た目もとても愛嬌のあるクルマだった。車名を聞いて読者の中にもたぶん愛車として、または同じく社用車として永く使用された方も少なくないのではないだろうか

▼そのスターレットだが誕生したのは1973年4月。名称の意味は「小さな星」。車種のバリエーションについても、主にファミリーカーとて支持。車を紹介するCMでも「キビキビ」、「かっとび」などのキャッチコピーで、スポーティーで軽快な音楽に乗って元気よく走っていたそんな記憶がある。まさに、当時のコンパクトカーの代表だったように思える

▼そんなスターレットも、1999年7月末を最後に、後継車として現在も販売しているヴィッツの発売により2000年に生産を中止してしまった。時代の波に消えることはあろうとも良きパートナーだった車だ。思い出の写真として永く保存したい。(甲府・SA)

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