コラム

2007/04/05

真摯に環境問題を(山梨・TN)


▼温暖化、砂漠化、オゾンホール拡大。いわばこれらは、地球に対する病気やケガではないのだろうか。そんなふうに環境問題を考えた読者も多いはずだ

▼環境問題は、何年も言われ続けている地球規模のテーマ。世界中の人々がどれぐらい真剣に考え、取り組んでいるのかは不勉強だが、マスメディアは、太陽電池の生産量が倍増したとか、地球温暖化が予想以上に進んでいるーなど、良くも悪くも多く登場している。やはり関心がある人々が多いのだろう

▼環境問題と言えば、先日、地球温暖化防止を訴えている映画「不都合な真実」に出演したアメリカのゴア前副大統領は、アメリカ1件あたりの平均電気消費量の20倍を浪費しているという。しかし、同氏の広報担当者は「風力や太陽光など新エネルギーを使うなどして相殺している」と反論。真偽は分からないにしても、本当に帳消しになっていれば良いとは思っている

▼さて、このテーマで書いてきた筆者は、車も乗るし、エアコンも使用する。「環境問題が深刻にならないように」と、遠い星に願いを込めているような気持ちの一方で、自分達の住む星を踏みつけているのでは‐と、思ったりもする。偉そうな事を言えた立場ではないが、住んでいる自治体でゴミの分別収集しているので、自身のゴミをかなり減らしたとも実感している。先のゴア前副大統領の件ではないが、多少なりとも相殺しているのではないだろうか

▼しかし、環境問題はもっと厳しく取り組まなければならないテーマだろう。焼け石に水とは言わず、今後も、調べ、考え続けたい。小さな積み重ねが大きな成果を生むに違いないから。(山梨・TN)

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