コラム

2007/06/05

交通事故に気をつけよう(茨城・MK)


▼茨城県内で平成18年の1年間に交通事故で亡くなった人は、なんと239人(茨城県警調べ)。1・5日に1人が亡くなっている計算だ。年間の死者が250人を下回ったのは、昭和36年以来、実に45年ぶりという。それでも、死亡者数の全国順位は依然としてワースト上位で、「交通死亡事故多発県」という不名誉な県となっている

▼このような状況を改善しようと、国や県、県警などによる交通安全対策会議では、「19年度県交通安全実施計画」を策定。関係機関や団体が連携し、交通安全施設の整備や安全意識の高揚などに努めていくことを確認した

▼茨城県の死亡事故の特徴は?65歳以上の高齢者の死者数が全体の約4割を占め、特に歩行中と自転車に乗っていた人の死者が多い?速度オーバーや酒酔い、信号無視などの無謀運転による死者数は92人で、全死者数の約4割。特に飲酒運転が関係する死者は25人で、全死者数の約1割を占める

▼また、自動車に乗っていて死亡した108人のうち、シートベルトをしていなかったのは67人で全体の62%。そのうち47人はシートベルトをしていれば助かった可能性があるという。安全は自ら確保すると言うことだろう

▼県警では今年の事故防止対策の重点項目に?高齢者や青少年運転者の事故防止?交通マナーのアップ?交通事故に直結する悪質・危険な違反への指導取り締まりーを掲げた。交差点などの事故多発・危険カ所への交通安全施設の整備、シートベルト着用の徹底なども重視し啓発活動や安全教育に力を入れていく。ささいな運転の基本やマナーを守り、事故に気を付けたいものである。(茨城・MK)

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