コラム

2007/06/14

楽しい趣味との出会い(群馬・HM)


▼汗ばむような陽気に誘われて釣りに出かけた。「海無し県」の群馬県だから、行き先は川。それも渓流ではなく、利根川の本流へルアーを投げてみた。これまで、海や湖、渓流での経験があるものの、こんなすぐ近くにある本流での釣りは初めて。手軽さがいい

▼慣れない釣りに苦戦しながら1時間半ほど粘ってみたが、結果はボウズ。空っぽのバケツ片手の帰路。しかし気分は最高に良かった。いい趣味と出会えた気がした。これまでの釣りと比べて、費用も時間もかからないし、その上大物も狙えるという点が良い

▼筆者は、自分でも好奇心が強い方だと思う。だからすぐに興味を持つ。やってみる。やってみるが、飽きてしまう。呆れるほど飽きっぽいのだ。ビリヤードのキュー、バドミントンのラケット、サッカーボール等々。もう何年も出番を待たされている可哀想な道具たち。他から見れば多趣味と見えるかもしれないが、実は「趣味」と胸を張って言えるようなものは1つもない。常々、本当に「ハマる」趣味と出会いたいと思っていた

▼よく「仕事ができる人には趣味がある」という話を聞く。何となく分かる気がする。筆者のまわりにもいるが、バイタリティーに溢れる人は、仕事も趣味も力一杯だ。だけど疲れないという。楽しいからだろうと思う

▼趣味を持てば仕事ができるのか、逆に趣味がな無い人は仕事もダメか、と言われると必ずしもそうではないだろう。しかし、無いよりはあった方がいい。今回の本流釣り。いつもの出来心なのか本物なのか。良い趣味と出会えた事を期待して、新しいルアーでも買ってみよう。アウトドアの季節だ。(群馬・HM)

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