コラム

2007/06/21

「自分検索機能」について(新潟・YA)


▼既に我々の生活には必要不可欠なものとなっている携帯電話。しかし、よくあることだが、ふと気が付くと、持っていたはずの携帯電話が見つからない、どこに置いてきてしまったのかも分からない

▼ソフトバンクモバイル(孫正義社長、本社=東京都港区)は6月13日、GPS機能により登録者の位置を確認することができるサービス「イチなび」に、自らの電話機も検索可能な「自分検索機能」を追加、8月20日から提供を開始するという。例を見ないユニークな機能だ

▼この「イチなび」とは、あらかじめ登録している家族等の現在位置を、同社の3G携帯電話やパソコンから確認することができるもの。設定した時間に相手の位置を自動検索するスケジュール検索や、操作ミス等で設定が変わることを防ぐ指定先操作ロック機能等を備え、子供の居場所を確認したい保護者等に利用されているそうだ

▼今回新設される「自分検索機能」では、自らの携帯電話を登録することで、電話機を紛失してしまった場合にも、パソコンでおおよその位置を探すことが可能になる。既に「イチなび」に加入している場合には、電話機から利用登録をするだけで追加の月額使用料は不要だという。ちなみに「イチなび」の月額使用料は210円、検索利用料は1回5・25円。ともに税込

▼友人や家族、取引先の電話番号に始まり、メールに写真、スケジュール等々、多機能化する携帯電話には、私たちに必要な情報が保存されている。失くしてしまった携帯電話をパソコンで検索する―その時、我々はもう一人の「自分」の居場所をディスプレイ上に探しているのかもしれない。(新潟・YA)

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