コラム

2007/07/11

直感も時には有効(山梨・TN)


▼筆者のまわりには、ラーメン好きが多い。1時間以上並ばないと食べられない新宿のラーメン店に付き合わされたこともある。日本の外食市場は、世界一競争が激しいと言われている。あの焼肉店「牛角」でさえ、運営会社のレックス・ホールディングスの連結最終損益が、昨年12月期で91億円の赤字。苦戦を強いられている。日本人は味にうるさく、飽きっぽいのだろうか

▼漫画「美味しんぼ」が中心に始まったとされるグルメブーム。美味しいものが食べれるのは悪いことではないし、作る側もきっと一生懸命精進しているのだから、食べ物の大切さをわかっていれば、特に肯定も否定もしない

▼話は少し変わるが、最近、味よりも、こうした有名な店名の由来に興味を持ったので調べてみた。まず、テレビ番組・料理の鉄人に、たびたびシェフが登場した「リストランテマッサ」や、コーヒー通には有名な「大坊珈琲店」は、オーナーシェフや、マスターの名前から名づけられたようだ

▼また、ファミリーレストラン大手についても調査。中華料理なのになぜ? と思っていた「バーミヤン」は、店名となった同地は、かつて東洋と西洋の文化の交流の地として栄えた場所。それにちなんで、世界をクロスオーバーさせた新しい中華料理を届けたいとの意味だ

▼焼肉の「叙々苑」(じょじょえん)は? 焼肉の焼く音が「じゅーじゅー」という擬音から命名となったとのこと。最後にデザート。プリンで有名な「パステル」。創業者が、アメリカに視察した際にインスピレーションで決めたそうだ。やはり経営には、直感も大切だという一例であろうか。(山梨・TN)

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