コラム

2007/08/01

辛口カレーのおしえ(山梨・SA)


▼昼食時にカレーライスが無性に食べたくなり、近くのコンビニに迷わず駆け込んだ。頭の中では「絶対カレーを食べる」ことしか念頭になかったため、品物のパッケージや風味までの確認をしなかったのが大失敗。食欲を抑えきれずにカレーを口へと運んだところ、苦手な辛口だった。急いでいてモノを買うときには、よくチェックしなければと戒めた

▼しばらく前、某カレーショップ期間限定商品の「黒カレー」を食べに行ったことがあった。これは、商品名そのままで、お皿の半分をまさしく真っ黒のルーが占め、もう半分には白いご飯。見た目だけにかなり度胸が試されたが、勇気を出して注文した。同じメニューを注文した同僚は、このメニューに卵を注文し、見た目はより激しいものとなった。味は見た目とは違い普通で、辛くもなくとても滑らかな風味だった

▼今も子ども達の一番人気メニューはやっぱりカレーだろうか。得にカレーが登場した日の給食の際には、余ったカレーをめぐった争いが何度もあったことを思い出す。今日のように味とか見た目にこだわったものではないが、最高のごちそうだった

▼苦手だった辛口カレーの続きだが、食べたその日は社内での仕事がほとんどで、外は珍しくやや肌寒い曇り空模様。そんなわけで冷房で体も冷えていたせいか、発汗作用のある辛口カレーを食べたおかげで午後からの体調はとても良かった

▼夏になると、なぜかカレーを勧めるCMが多い。納得させられた思いだ。苦手なことに遭遇したとき、妥協し、思い切ってチャレンジする。不幸中の幸い、意外と新しい世界が見えてくるものだ。(山梨・SA)

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