コラム

2007/08/28

アツい季節とアツいまち(茨城・KM)


▼今年の夏は異常に暑い。連日のように猛暑・炎天下・熱中症などの言葉が踊った。8月16日には、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で、観測史上最高の40・9℃を記録し、文字通りの酷暑となった

▼夏の風物詩、高校野球。今回の甲子園は、155キロの直球を投げた仙台育英高校の佐藤由規投手をはじめ好投手が多く、延長戦や僅差のゲームが目立った。球児達は汗をかきながら白球を追い、勝って笑い、負けて涙する。ここには別の熱い夏があった

▼さて、茨城県ひたちなか市で毎年開かれているアツい夏の代名詞「ロックインジャパンフェスティバル」は今年で8回目を数えた。ドランゴンアッシュやウルフルズなど91組が参加。遠藤賢司バンドや井上陽水のステージもあり、観客の年齢層も広がりを見せている。今年は3日間で過去最高の14万7000人が酔った

▼ここ2年、フェスのオープニングを飾っているのは、高校生バンド。ひたちなか市の青年会議所が主催している全国高校生アマチュアバンド選手権で優勝したバンドだ。同市は、音楽のまちづくり実行委員を立ち上げ、定期的な市民コンサートを開催するなど、市全体で音楽のまちづくりを進めている。また市民活動サポートバンクを開設し、市民と行政の協働によるまちづくりも進めている

▼常陸那珂港の港湾整備が進むとともに、コマツや日立建機が進出。また、ひたちなか地区へのショッピングモール建設、駅東口再開発など、ひたちなか市は、まち全体に活気が出てきている。今後、国際港湾公園都市構想が実現すれば、もっと発展していくだろう。これからは、ひたちなか市がアツくなる。(茨城・KM)

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