コラム

2007/09/06

地域に密着した活動を(埼玉・SW)


▼最近の入札事情をみると、一般競争が主流になりつつある。価格以外の面も評価に加える総合評価方式を導入する自治体も増えてきた。総合評価は時代の流れであり、ますますの増加が予想される。ボランティア活動の実績など「地域密着」はキーワードになりそう

▼先日、プロ野球の試合を見に千葉・鎌ヶ谷球場へ行った。当日のカードは「日本ハム×フューチャーズ」。フューチャーズとは、東日本に2軍を構える球団の若手選手を中心とした混成チーム。出場機会に恵まれない、未来のスター候補が各球団から集結。最高気温が35度を超す暑日だったが、暑さに負けない熱戦を繰り広げ、多くのファンを楽しませた

▼同球場は日本ハム2軍の本拠地。1軍は4年前、本拠地を東京から北海道に移したが、2軍は立派な球場を構えていることもあり残留した。一昨年までは地元の人ですらチームの存在を知らない人も多く、市民とのつながりは薄かった

▼そこで球団では、昨年から2軍にクマをモチーフとしたマスコット・カビーを登場させた。カビーは応援団の太鼓を使ってファンと一緒に応援するなどファンサービスに熱心である。カビーが誕生してわずか1年余にもかかわらず、絶大な支持を受け、今やチームになくてはならない存在となっている

▼「地域密着」。優秀工事表彰などの取材に出掛けると、主催者あいさつでたびたびそんな言葉を聞く。清掃活動や地元の催しに参加するなど地元との交流をはかり「地域に無くてはならない存在」として、活動していくことが大切だ。総合評価時代に突入するにあたって、大きなポイントになるに違いない。(埼玉・SW)

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