コラム

2007/09/18

普及する軽自動車(山梨・TH)


▼目の錯覚だろうか。ガソリンの高騰で店頭表示価格の看板が変動している。各店舗でも価格競争が激化傾向となり、消費者も1円でも安いところに出向く。価格の安い店舗では渋滞も目立つ。価格競争で負けた店舗は、知らぬ間に借地化されている。価格は過去最高値で推移、生活用品の値上がりが続き、ガソリンスタンド経営者や、家計の財布も圧迫し始めた

▼ガソリン高騰が追い風となり、最近は軽自動車の売り上げが好調だ。全国軽自動車協会連合会によると、2006年1〜12月の年間新車販売台数は3年連続で増加し、初めて200万台を突破した。軽自動車は、排気量が660?以下で価格も安くしかも燃費が良い。運転もしやすく、高齢者にも優しい。また、維持費にかかる税の優遇措置もあり、最近注目されてきた

▼山梨県内では保有台数が27万5102台に達した。このうち、乗用車タイプが15万6865台、貨物車タイプが11万8237台。全国の四輪車全体に占める軽自動車の比率は32・6%。県内の比率はさらに高く、38・9%(6月末現在)となった

▼地域別にみると、世帯当たり普及率が高いのは?鳥取県?島根県?佐賀県?長野県?山形県の順となっている。農業の盛んな地域の購入が目立つ。ちなみに山梨県は9位であった

▼ところで、自動車メーカーのダイハツでは「ハイゼット」という車種で、環境にやさしく、燃費の良いハイブリット軽自動車を作った。しかし、価格が高く、公共団体の一部に浸透しているのみ。価格がもう少し抑えられたら、間違いなく売れるだろう。建設関連業者の需用も多い。経費削減にもなる。(山梨・TH)

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