2007/12/17
楽しみなイルミネーション(新潟・YY)
▼今年も残りわずかとなり、街を歩けばクリスマスのイルミネーションが日ごと華やかになってきた。また、郊外を車で走れば、一般家庭の庭先やベランダでも、それぞれに趣向を凝らしたイルミネーションを楽しむことができる。ここ数年、自宅の周りを電飾で彩るいわゆる「イルミネーター」たちが、あちこちに出現。さらににぎやかなな飾りは年々ヒートアップしているようだ
▼そのため、普段はひっそりとしている住宅街が明るくなることにより、防犯対策に一役買っている。だが見物人による付近の交通渋滞や騒音などにより近隣トラブルの原因にもなっているそうだ
▼この電飾だが、CO2削減のため、さかんに省エネと叫ばれる中、時流に逆行しているようにも思える。ところが消費電力が電球の4分の1程度で済むLEDを使用したタイプや太陽光で充電するタイプなど、環境に配慮した省エネ効果の高い商品も続々登場している
▼毎年話題となるロックフェラーセンターのクリスマスツリーのイルミネーションも今年は、電球から省エネLEDに切り替えた。このことにより、一日の消費電力を2000キロワット以上削減できるとのこと。日本の一般家庭における年間電力消費量の平均が約4000キロワットだというから、私たちの感覚からすればかなりの削減量といえる
▼そして消費電力もさることながら、自然環境に与える光害にも配慮が必要だ。不適切な光は、動植物の生育や私たち自身の生活リズムにも影響を与えかねない。師走のあわただしい中でも、地域の特性にあった良好な光環境で華やかなイルミネーションを楽しみたい。(新潟・YY)