コラム

2007/12/18

独創性ある新商品に期待(茨城・MK)


▼県内で優れた新商品を生産している事業者を認定し、随意契約で率先して活用します!。茨城県は、第1回目の新分野開拓商品事業者として15者を選定した。認定された主な新商品は「非常用米飯セットーこまったときのホッと!ライス」「バリアフリートレイン」など。認定者や商品内容は、県産業技術課のホームページに掲載している

▼県が随契でこれらの商品を買うことができるのは、平成16年に改正された地方自治法施行令による。改正により、地方公共団体の長の認定を受けた者が生産する新商品について随契が可能となっため、県では県内産業の振興を図ろうと、認定制度を創設。今年9月から10月に募集を行い、このほど15者を選定した

▼建設関係で認定された主な商品は、「筋かいセンサー」(つくば市、A社)、「デジタルクリノメータ」(水戸市、C社)など。「筋かいセンサー」とは、木造住宅の柱と柱の間に斜めに渡す補強材(筋かい)の配置状況を確認する非破壊検知機器で、耐震診断を手軽に、正確に実行することが可能となる

▼「デジタルクリノメータ」は、地質調査で使用されるクリノメータをデジタル化したもので、地層面に当てるだけで走行と傾斜を同時に測定でき、メモリーに保存されたデータをパソコンに転送することにより簡単に地質図を作成できるという特徴をもつ

▼各製品とも、独創性があり、これまで不便に感じていた業務などに効果的だろう。これらの商品は、12月17日から12月21日まで水戸市笠原町の県庁舎2階のロビーに展示されるほか、県が行うイベントなどに活用される。是非、足を運んでみたい。(茨城・MK)

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