コラム

2008/01/16

将来に向けた成長の年に(茨城・SI)


▼新年を迎えたのもつかの間、正月三が日は瞬く間に過ぎ、御用始め。また気分も新たに日々の喧噪に身を委ねる。昨年の反省を踏まえ、将来に向かって自分自身が一回りも二回りも成長できるよう何事にもチャレンジする年にしたい。こう毎年のように思うのだが、そうはいかない。今年はぜひ実行したいものだ

▼昨年を振り返ると、県内で様々な出来事が起こった。特に、6月20日に施行された改正建築基準法に伴う民間など住宅着工戸数の大幅減は、全国的に建築業界を大いに悩ませた。県内では、昨年10月には一時的に盛り返しを見せたが、以前として前年を下回る水準で推移。関係団体は講習会を開くなど、建築確認作業の円滑化に苦慮している

▼その一方で、県内の基準地価は16年連続で下落となったものの、県の工業団地への企業立地は依然好調で、大型商業施設の出店やTX沿線の開発も進んでいる。交通インフラも、圏央道で牛久阿見、阿見東の両ICが開通。北関道でも笠間西ICまで延伸するなど明るい話題も多かった

▼さて、今年はというと、国道6号日立バイパスの一部供用をはじめ、北関道桜川筑西ICおよび関連道路が完成。袋田の滝新瀑台も6月ごろ完成する。12月には日立港・常陸那珂港・大洗港の県北3港統合ーなど順調にインフラが整備が進んでいる

▼茨城空港の開港や北関道と東北道が繋がる平成21年度を前に、茨城県の元気が際立つ1年になりそうだ。「陸・海・空」交通ネットワークが概成し、今後どのように県全体が発展していくか。休み中にすっかり成長した横腹の見事な贅肉を見ながら期待に胸を膨らませている。(茨城・SI)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら