コラム

2008/02/29

頼れる町の電気屋さん(茨城・HN)


▼世の中には、いろいろなエネルギーがあるが、その中でも電化は最も進んでいるものの一つだ。電気の使われ方が一方から多方に及んでいる。オール電化はもちろん、最近では、車をコンセントから充電できる電気自動車の開発も。車も充電する時代がやってくるのだ。電化は、そのくらい大きな流れの中にいる

▼その一方で、使い手である自分たちが、高度化する機器の機能に追いついていない現状がある。最近、地上デジタル対応のテレビを購入したが、このテレビに付いているさまざまな機能を筆者は十分に使いこなせない。せっかくの便利な機能も使わなければ意味がない。地デジなどのオール電化が進んでいくが、これからの高齢化社会、このような人が増えていく

▼昨今、取扱説明書を簡略化する動きや、分かり易いユーザーインターフェースを持った商品開発が各メーカーで進んでいる。そういった企業努力はもちろん大切。だが、今後は家電の相談にのってくれるアドバイザー的役割の人達の存在が重要になっていくのではないだろうか

▼それはつまり『町の電気屋さん』と呼ばれるような、地元の電気工事業者の存在。それは、かかりつけの『お医者さん』のようなものであり、人生設計に一役買ってくれる『保険屋さん』のようなものでもある。つまり、困ったときに頼れる存在だ

▼最近では、大型の家電量販店が方々に進出している。足を運んだ際、純粋に説明を聞きたいことがあるが、たまに営業型の接客がうっとうしく感じることがある。気にせず、なんでも気軽に相談できるような存在として『町の電気屋さん』が重宝される時代がくる。(茨城・HN)

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