コラム

2008/03/19

エコバックから考える(群馬・HM)


▼イベントの取材などに行くとおみやげをもらうことが多々ある。それほど豪華なものではないが、やっぱり人から何かもらえば嬉しい。特段期待はしないが、何だか妙に得をした気分でいそいそと袋を開ける

▼最近、そういうプレゼントにエコバックが増えてきた。買い物したものを入れるためのカバンだ。身近にできるエコ活動の代表的なものの1つで、筆者も少し前から使い始めた。スーパーなどでも持っている人が増えてきた。しかしこのエコバックが我が家でちょっと困ったことになっている。あちこちでもらってくるので増えすぎてしまったのだ

▼プレゼントがエコバックだと分かった時は丁重にお断りしているが、困るのは他のものと一緒に紙袋などに入っているケース。最初のうちこそ重宝したが、最近は持て余し気味。エコバックがごみになってしまっては洒落にもならない

▼エコバックを配布するというのは、環境にとっていい活動であり、そのもの全てを否定するわけではないが、その実、こういった側面もあるわけだ。自分の生活を振り返ってみても似たような事がある。例えばエアコン。電気は使わないほうがいいというイメージから、出かける時は消すが、真夏などは買い物に行く程度の時間なら弱めに付けておいた方が消費する電気は少ないそうだ

▼環境によさそうなことをやっている、という自己満足で「良し」とするのは本当のエコ活動とは言えないだろう。本当に地球がよくなる活動をするには、正しい知識と正しい方法が必要。我が家で余ってきたマイバック。形は小さいけれどテーマは大きな問題を投げかけている。(群馬・HM)

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