コラム

2008/03/24

プロ野球選手の再挑戦(山梨・TH)


▼読売巨人軍選手として活躍し、今年の1月に野球殿堂入りした堀内恒夫氏(現プロ野球解説者)が「平成19年度山梨県イメージアップ大賞」を受賞した。堀内氏は郷土が生んだヒーローであり、県民に夢と感動を与えてくれたことが表彰理由だ。筆者は大の読売ジャイアンツファン。久しぶりに聞く良いニュースだ

▼また、平成14年度の特別賞には現役プロ野球選手の小林雅英氏も受賞している。千葉ロッテマリーンズの守護神で「幕張の防波堤」といわれた選手。その選手が今年メジャーリーグへ挑戦する。所属球団はクリーブランド・インディアンス。背番号は30。ロッテ時代には6年連続20セーブ(史上初)、通算200セーブ(史上3人目)を達成し、メジャーでの活躍が期待されている

▼しかし、その一方でプロ野球の世界から去る選手も多い。選択肢は「現役引退」「メジャー挑戦」、このほか「12球団合同トライアウト」という再挑戦の道もわずかだが残されている。ただし、合格者することは難しい。2007年度は23人が参加し、合格したのは11人だけ

▼合同トライアウトには副次的効果がある。現役続行を希望する選手のほとんどをまとめて見ることができる貴重な機会。このため、日本のプロ野球球団以外の野球関係者も参加することとなり、社会人野球チームや台湾など海外球団との契約が決まる選手も現れているという

▼今月中旬から下旬にかけセ・パの両リーグで公式戦が始まる。トライアウト出身の選手には活躍してほしい。昨季、本塁打と打点のパリーグ打撃2冠に輝き、最年長タイトルに挑戦する楽天の山崎選手のように。(山梨・TH)

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