コラム

2008/04/01

望みたい税金の有効活用(茨城・KI)


▼このところ予算の取材に追われている。各市町村の予算を取材していると、やはりどこでも土木費の減額が目立つ。対照的に福祉や医療関係の増額は顕著に表れている。正直、この仕事をするまで予算のことなど気にもかけていなかった。消費税については毎日払っており、優良納税者でありながら、関心がなかったのは誉められた話ではない

▼先日、ある市の建設課で道路整備について取材した。担当者は、地元住民などから年間に100件近い陳情が来ると言っていた。すべてに対応できるわけもなく、優先順位をつけながら粛々と進めていくそうだ。生活圏道路などは、どの路線の整備も地元の人にとっては切実な願いであることを痛感した

▼予算書を見れば、普段、利用する道路の修繕費などどの項目にどのくらい使われているかが、事細かに書かれており、首長のスタンスも見えてくる。また、橋や学校の建設など多額の事業費がかかることも分かってくる。単年度もしくは2カ年など工事期間も様々だ

▼勉強不足で申し訳ないが、解体工事にも設計があるとは知らなかった。単純に壊して終わりではないのだ。やはり物事を効果的に進めるには順序があるものだと改めて実感した。造る場合と壊す場合、いろいろと手順を踏んで計画的に進めていく必要がある

▼フリーでプログラマーをしている友人は毎年この時期に、大量の領収書を抱えながら仕事の合間をぬって税務署に通うのに忙しい。。個人による納税は大変そうだ、と思いつつも納税者意識は高まるのかもしれない。みんなの大切な税金だ。無駄なく、有効に役立ててもらいたいと切に願う。(茨城・KI)

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