コラム

2008/06/02

睡眠時間でやせる(新潟・TH)


▼健康診断の時期が迫ってくると、その日が来るのを恐れている人も多いのでは。もちろん筆者もその一人である。何を一番恐れているのかといえば「体重測定」である。しかし、その反面、最近やたらと甘いものを欲しがる傾向がある。なぜなのか?と思っていたら、先日その原因とおぼしき記事を見つけた

▼「やせるためにはあと1時間睡眠を」という記事だ。この研究をしているフランス国立衛生医学研究所によると、睡眠不足でホルモンが変化し、食欲が増進、脂肪や糖分の多い食品が食べたくなるというのだ

▼これには食欲を抑制する2つのホルモンが関係し、睡眠不足(4時間睡眠2日)によって、食欲を抑制するホルモン「レプチン」が18%減少する一方、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が28%増加する。そのためバランスの変化が起こり、チョコレートやケーキなど、脂肪や糖分の多い食品を欲するようになるのだという。また睡眠不足によって空腹感が23〜24%増し、これにより1日に食べる量が300〜500キロカロリー分余計に増え、体重を大幅に増やす原因にもなっているという

▼300〜500キロカロリー分を消費させるのは結構大変なことである。トレーニングジムに行くが、ランニングマシーンで約20分程度走って200キロカロリーの消費量だ。500キロカロリーということになると、約1時間走り続けなければならないことになる。筆者には到底ムリ

▼そう思うと、1時間走るより、1時間睡眠を増やした方がやせる近道なのかもしれない。生活習慣を見直し、少しでも睡眠をとり、ベスト体重で健全な生活をおくりたい。(新潟・TH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら