コラム

2008/06/23

目覚ましい若手の活躍(新潟・HT)


▼試合が行われているにもかかわらず、地上波でのテレビ放映が無い。最近ではあたり前になり、相変わらず人気の低迷を見せているプロ野球だが、いつの間にか読売ジャイアンツで20歳代の若手選手の活躍が目覚しい

▼これまで、巨額の大型補強により「生え抜き」とは無縁だった読売ジャイアンツでは、主力選手の不調や故障などにより、20歳の坂本勇人選手を筆頭に、26歳の亀井義行選手、27歳の脇谷亮太選手がスタメンに並んでいる。また、23歳の西村健太郎選手、25歳の山口鉄也選手が、連日、中継ぎとして大車輪の活躍を見せている

▼特に坂本勇人選手は、開幕からスタメンに名を連ね、現在でも内野のポジションをガッチリつかんでいる。高卒2年目のルーキーが開幕スタメンで出場するのは、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手以来

▼今シーズンも他球団の4番やエースの大型補強が行われ「生え抜き」「若手」のレギュラーポジションの獲得は、どの球団より難しいはずだ。それゆえ若手選手のフレッシュな活躍には、注目を集め、ファンとしては期待してしまう

▼一方で、建設業界でも、業界全体を見た有効求人倍率こそ伸び悩んではいるが、日経新聞が行った採用計画調査では、近年、大手ゼネコン、設計コンサルタント、設備工事会社の間で、新卒者の採用数が増加傾向にあるそうだ

▼少子化、団塊世代の大量退職に加え、新分野への開拓、民間向け事業の拡大など様々な要因が挙げられる。低迷を続ける、プロ野球界・建設業界とも、今後「若手の活躍」が、上昇のカギになることだろう。関係者がこぞって真摯に議論したい。(新潟・HT)

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