コラム

2008/07/07

躍進する楽天球団にエール(山梨・TH)


▼5月20〜6月22日まで行われていた日本生命セ・パ交流戦が終了し、それぞれのリーグで再びプロ野球が始まった。交流戦では福岡ソフトバンクが優勝で幕を閉じた。善戦したのは5位になった野村監督率いる、東北楽天ゴールデンイーグルスである

▼同楽天球団は、2005年シーズンから新規参入した、NPB加盟12球団の中で最も新しい球団である。2004年6月の大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併に端を発するプロ野球再編問題。その渦中、同年9月に日本プロフェッショナル野球組織の加盟料撤廃の決定を受けてプロ野球チームの設立を提案。同年10月22日に新球団が誕生した

▼2006年のシーズンから野村監督が就任した。そして2年連続最下位に終わった。しかし、前年より9勝多い47勝を挙げ5位に、翌年の2007年には最終成績を4位に押し上げた。目覚ましい躍進である

▼野村監督はデータを重視するという意味の「ID野球」を掲げ、チームの改革を図っている。各選手もその時の状況に応じたバッティングやピッチングが浸透し、この結果、昨シーズン山?武司選手が2冠王(本塁打・打点)獲得したほか、マー君こと田中将大選手が球団初のパリーグ新人王に選ばれた。これまでまき続けた種が着実に芽を出し、花を付け、実になろうとしている

▼現在2008年シーズンが再び始まった。楽天にはもう一頑張りして頂き、クライマックスシリーズ(3位まで出場)に進み、優勝という栄冠を勝ち取って欲しいものだ。6月14日に起こった「岩手・宮城内陸地震」の被災者に勇気を与えるためにも。(山梨・TH)

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