コラム

2008/08/12

自然がいっぱいの故郷(山梨・SA)


▼高校時代の古い友人から「青春18きっぷの発売はいつ?」とメールが届いた。メールの送り主であるこの友人とはもう10年以上も前の学生時代、青春18きっぷを使ってどこまで行くことができるか旅をした思い出がある。青春18きっぷとは、1万1500円で5回分、JR6社の路線なら1日2300円で駅を乗り降り可能なお得なチケット

▼ただ、旅をする際に欠点が一つある。友人は急ぐことが嫌いなため、行動はスロー。あちらで休み、こちらで休みと長距離の移動はとても望むことはできないため、山梨から東京都心の山手線管内を巡り1日が終了したのんびりとした旅となった

▼この際、友人と共通した違和感をだいた。それは山梨から東京に行くにあたり、のどかな山々が連なる風景から都心に入ると山はなくなり車窓は一変すること。原因は山梨へ戻る帰りの普通電車の中で分かった。「山があるとやっぱり安心する」という結論に。山のある地域に育つと移動の際、あの山に向かって進めば○○方面に行くことができるという感覚が備わるのだが、山のない都心に出ると、なぜか違う

▼この時、そんなことには気づかなかったが、しばらく前に県外出身の大先輩からの話で、「山梨県は自然があって素晴らしい所だよ!」との言葉で、改めて山や川のある自然の恵みのありがたさを確信した

▼発売はいつ?とメールのあった青春18きっぷの友人からの連絡はまだないが、もしかしたら10数年ぶりにあの旅行が復活するかもしれない。またのんびりとした旅になりそうだが、筆者の年齢と体力を考えるとちょうどいいかもしれない。楽しみが増えた。(山梨・SA)

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