コラム

2008/08/27

建設産業って、魅力ある?(東京・YO)


▼大人になったら何になりたいですか?文部科学省の平成19年度全国学力・学習状況調査によると、全国の66・7%にあたる児童が将来の夢や目標を持っているという

▼今夏、東京メトロは、スタジオジブリ・レイアウト展開催記念と銘打ち、都内9つの駅で同スタジオの新作映画「崖の上のポニョ」のスタンプを集めるという「東京メトロスタンプラリー2008」を催している。またJR東日本では「ポケモンスタンプラリー2008」を開催。首都圏の95駅に、95種類のスタンプを用意し、子どもたちを迎えた

▼スタンプ台の周りは、いまか、いまかと順番を待ち、そして順番が来ると目を輝かせ、嬉しそうにスタンプを押す子どもたちで大にぎわい。スタンプ台が置かれた駅とを結ぶ車中では、専用のスタンプ帳を手にした子どもたちが、父親や母親などと笑いながら話している光景をよく見かけた。実に平和な光景だ

▼スタジオジブリといえば「風の谷のナウシカ」や「となりのトトロ」「もののけ姫」など数多くのヒット作品を世に送り出し、老若男女を問わず絶大な人気を誇っている。昨今、世界中に大きな影響を与えているのは見逃せない。一方のポケットモンスターも、テレビアニメや映画、カードゲームなど様々なジャンルで子どもたちの熱烈な人気を博す

▼さて、建設産業界は事業量の減少と相まって、若年層の入職が少ないなどと、業界の未来そのものが危ぶまれている。日本の将来を背負う子どもたちにとって、建設産業はどのように映るのだろう?果たして、目を輝かす魅力あるものに映っているのだろうか?努力する余地はまだまだある。(東京・YO)

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