コラム

2008/10/07

娘は建設機械がお気に入り(茨城・HN)


▼2歳になる娘は、さまざまな玩具の中でも、真っ先にショベルカーを手に取る。ドライブの際などでも、現場に置かれている建設機械を見つけては大はしゃぎする

▼茨城県や建設業協会などで組織する実行委員会主催の「建設フェスタ」は今月26日開催されるが、これが子供たちにとって人気のイベントとなっている。建設機械体験はもちろん、木工作や測量体験。さらには、まき餅、まき銭が振舞われるミニ上棟式、キャラクターショーなどメニューが豊富。若い世代へのPRがテーマだ

▼絵本で若い世代に伝えようとする団体もある。(社)建設コンサルタンツ協会関東支部(東京都)では、広報絵本「キミの知らないみちで」を発行。道路関係の仕事を父に持つ小学生の主人公・時夫が、昔の時代にタイムスリップ。過去から現在に至るまで、道路や街並みなどの発展を目の当たりにして、父の仕事の大切さ、社会資本整備の重要性を知る

▼未来を担う子供たちのために、さまざまな団体が社会資本整備の重要性を訴えている。見る人によっては「業界の悪いイメージを払拭しようとしてるだけでは」と言う人もいるかもしれない。だが、それだけではない。業界のイメージアップを図るためなら、清掃活動などのボランティアでも良い。建設業界は純粋に、子供たちの未来が心配なのだ

▼幼い頃はあれだけ興味を示していた建設機械。大人になるにつれて興味が薄れ、その道を目指す若者も少ない。しかし、我が家の建設工程の素晴らしさ、それを手がける職人への尊敬の念を。明日を担う子供たちに、社会資本整備の重要性が伝わることを切に願ってやまない。(茨城・HN)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら