コラム

2008/10/17

競い合い求め続ける美(茨城・KM)


▼秋の学園祭シーズンがやってきた。今月中旬から11月後半にかけてさまざまな学校で開催される。もちろん一般開放されており、模擬店をはじめコンサートやお笑いライブ、講演会などを良心的な価格で楽しめる。そんな学園祭の中でも最も盛り上がりを見せるのがミスキャンパスコンテスト

▼ミスキャンパスと言うだけあって、参加者のレベルが高い。また、受賞者のなかにはアナウンサーや芸能人になる人も多く、マスコミの注目度も高い。国内最大のミスキャンパスとして呼び声の高い慶応大学の「ミス慶応コンテスト」は今年で25回目を迎える。発表から決定まで5カ月をかけるほか、渋谷109前でのイベントなど話題に事欠かない

▼ミスコンテストは、世界的な規模で開催されるものも多い。ミスユニバースなどは代表的なもので、2006年に日本人の知花くららさんが2位に入ったほか、翌2007年には森理世(もりりよ)さんが優勝している

▼祝園美(いわいそのみ)さんは今年の日本代表に選ばれた。彼女が参加するのは、11月12日にパリで開かれるヒップコンテスト「SHOW ME YOUR sloggi」。世界31カ国の参加者からオンライン投票で世界一美しい「おしり」を決める

▼近年は「ミス」だけではおかしいと、既婚女性や男性でも参加可能とするコンテストも開催されているほか、「ミスター」キャンパスなどを始める大学も増えているようだ。「美の追究」には年齢も性別も関係無い。好みもあるため、賛否それぞれだ。しかし求め続ければ、いつかは万人が認める「完璧な美」を備えた人物が出てくるかも。期待したい。(茨城・KM)

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