コラム

2008/11/12

優しいエコドライブを(新潟・YY)


▼今年度のはじめから続いた原油価格高騰に伴うレギュラーガソリン価格の上昇は、7月上旬には全国平均で180円台を突破、200円台に突入するのではないかとの憶測も流れたが、ここ数週間の動きとしては、値下がり傾向が続き、140円を割り込む価格設定の店舗も見かけるまでになってきた

▼ガソリン価格の上昇を機に車の燃費効率の良い「エコドライブ」を実践する人・意識する人も増えたのではないだろうか。不要な荷物などを載せない車の軽量化、ふんわりアクセルeスタート、減速時・停車時におけるエンジンブレーキの適宜利用、アイドリングストップなどを推奨する声が、普段の何気ない生活の中においても自然と耳にする機会が多くなった

▼「エコドライブ」はガソリン代の節約だけではなく、燃費向上によってCO2の排出を抑えられることから地球温暖化防止など環境にも優しい運転方法と言われている。また過度にスピードを出さず落ち着いて運転することにより安全運転の一役も担ってくれそうだ

▼しかし、道路交通状況を無視した独りよがりの「エコドライブ」では周囲から反感を買ったり、危険を増長する事態になりかねない。その時々の状況に応じた安全で安定した走行と周りの歩行者や車両への配慮を忘れず、適切な運転を心がけることが何よりも大切なのではないだろうか

▼もはや、なければ生活できないとまでに普及した車。車社会は無視できない。ただガソリン価格の乱高下に関わりなく、ドライバー一人一人が環境への配慮や交通安全への高い意識を持ち、誰にでも優しい「エコドライブ」を心がけたいものだ。(新潟・YY)

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