コラム

2008/12/27

読む・書く・考える(東京・JI)


▼新しい手帳に来年の予定を少しずつ書き込んでいる。手帳は今年と同じ「能率手帳・普及版」である。手のひらに納まるサイズで、肌身離さず持ち歩けるところが良い。今年の分は表紙が破けるほどに酷使した。今はキレイな来年版も、1年後には同じ運命をたどる

▼これまで実に多くの手帳を試してきた。A5版サイズ、超整理手帳、モレスキン、クオバディス、24時間表記タイプ、システム手帳、さらには自作もした。手帳に関する書籍も数多く読んだ。年に数回買い換えたこともあるが、近年は同じもので落ち着いている。おそらく自分の使い方に合っているのだろう

▼手帳の使い方は人それぞれで良い。能率手帳を発行する日本能率協会マネジメントセンターの野口晴巳会長は著書『能率手帳の流儀』で、人が成長することの根本を「読む・書く・考える」と定義、それを実行し充実した人生を送るために手帳を使ってほしいと述べる。使い方は「自分流で好きなように」とある

▼自由な使用法を促す一方で、計画の立て方については明示。「綿密な計画を立てない。遠大な計画は書かない。やりたいことを計画する。今日明日のことは緻密に計画する」と書いている。成長するためには、今の自分ができることにしっかりと取り組むことが大事だと語る

▼自分の成長に向けて日々の計画を立て、そして反省する。新しい手帳をそのために使いたいと思う。同様に、世界金融恐慌で混乱に陥った経済も、計画と反省によって来年は確実に成長してほしいものだ。読者の皆様には今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。(東京・JI)

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