コラム

2008/12/22

今こそ変革の時(群馬・AN)


▼恒例となっている今年の世相を表す漢字は『変』となった。その「変革」は「変えて新しいものにすること。また、変わって新しいものになること」ということ。まさに、今の時代は変革の時であり、政治も経済もスポーツもすべて変革が求められている

▼アメリカ大統領選挙を制し、第44代大統領候補となったバラク・オバマ氏。初のアフリカ系大統領として新年1月20日から指揮を執ることとなるが、同氏が選挙戦で多用した「Chnge(変革)」と「Yes,We can(わたしたちはできる)」のフレーズは、アメリカ国内のみならず、日本でも浸透している

▼福井県小浜市では選挙戦の際、市名にちなみ「オバマ氏を勝手に応援する会」を発足させたほか、長崎県雲仙市小浜町の小浜温泉でも同様、応援活動を行った。同氏の演説は多くの有権者を魅了。元大統領夫人であるヒラリー・クリントン氏に当初、知名度で差をつけられていたが、演説の巧さと人を引きつけるカリスマ性で予備選を勝利し、続く本選でも共和党のジョン・マケイン氏を圧倒した

▼先日、安倍内閣で財務大臣を務めた尾身幸次衆議院議員へインタビューした。尾身氏は「公共投資による刺激策が必要」とし、公共事業のマイナス3%シーリングの撤廃を訴え、地方のインフラ整備の重要性を説く。公共投資縮減からの脱却という旗を自ら振る

▼時代は常に流れているが、人々は変化を求めるもの。今がその時と考えている人も多いはず。公共事業もそうだが、時代に即した弾力的な政策が必要である。100年に一度の世界不況の今、多くの人が変革の時を待ち望んでいるに違いない。(群馬・AN)

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