コラム

2009/01/29

時には卵酒もいい(東京・YO)


▼居酒屋チェーン店で昼食をとることがまれにある。その店のランチタイムは、生卵が無料サービスとなっている。俗に言う卵かけご飯、その食べ方にも人それぞれ個性があり面白い

▼例えば、生卵を受け皿で溶き醤油をたらしてご飯にかける人、器用に白身と黄身を分け、黄身をご飯にたらし醤油と混ぜたのち白身をかける人。さらに茶碗に盛られたごはんに直接卵をかけ、醤油とともに混ぜ合わせる人ーと食べ方も千差万別で、賞味もそれぞれに個性がある

▼鶏卵を使った料理を挙げればキリがない。焼き物では目玉焼きやスクランブルエッグ、ベーコンエッグ、湯で物は温泉卵やゆで卵、そのまま、そばに落とせば月見そば。このほか、だし巻きやオムライス、カルボナーラや親子丼、お菓子では、カステラやプリンなど様々な料理に使われ、オールマイティで料理には欠かせない活躍ぶりを見せる

▼ひとえに卵というが、その種類は多い。最も口にする機会が多いと思われる鶏卵のほか、鳥類だとウズラやダチョウ、アヒル、魚介類はたらこや明太子、筋子、キャビア、カラスミ、数の子、とびこなど。これもそれぞれに味わいが異なる。中には高価なものもあり、中々口にできない

▼日に日に寒さが増し、最近はインフルエンザの流行する兆しが見え、マスクをしている人が目立つようになってきた。日本古来の習慣に、風邪の時は「卵酒を飲めば治る」と言われる。鶏卵に日本酒、砂糖などを混ぜ合わせたもので、生姜を入れると体が温まってよろしいという人も。冬の寒さはまだまだ続く。暖かい春の日差しまで遠くはない。風邪などひかず健康で過ごしたい。(東京・YO)

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