コラム

2009/01/30

流行病には即対応策を(茨城・HN)


▼正月明けの3連休はこの時期特有の流行に乗ってしまった。と言っても楽しいと言えるようなものではない。毎年この時期に流行し猛威をふるう流行病、インフルエンザに感染してしまった。大半を、ひたすらベッドの中で過ごした

▼40度近い急な発熱に見舞われ、思考回路は一気に低下。「これはまずい」と病院に向かいインフルエンザの判定検査をすると、約10分程度で「A型ですね」と医師の言葉。新年早々、不覚をとってしまった。この連休中は友達の結婚式にも出席する予定だったが当然キャンセル。さらには妻、そして隣に住む実家の父親も感染させる羽目に

▼昨今、メディアではよく新型インフルエンザの驚異について報じられることが多くなってきた。そんななか、山口県では昨年9月に配布し始めた「対応ハンドブック」の希望者が急増しているそうだ。未知の感染症への不安などを背景に、企業や学校から県へ問い合わせが殺到しているという

▼山口県の良いところは昨今の情報をいち早く肌で感じ取り、それを行動に移したところ。県は事態に備えようと対策行動計画を策定。医療機関での感染拡大を防ぐため、保健所に相談窓口を設置し専用外来の紹介を想定した。対応ハンドブックはその一環で作成された。どんな形であれ、アクションは高く評価される

▼アメリカの金融危機に端を発した世界的な不況も、短期間で急速に拡大し、まるで流行病のよう。そんな荒波のなか、舵取りは並大抵のことではないだろう。だが、優先的に社会基盤の投資に踏み切るアメリカ、オバマ大統領のようなリーダーシップを日本にも期待したいところだ。(茨城・HN)

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