コラム

2009/02/04

欲しい物・大切な物(埼玉・YW)


▼欲しいもの、手に入れたい物は人それぞれの価値観で違う。しかし高度経済成長期は三種の神器で3Cなどと呼ばれ、「物」、生活用品の利便性の高い「物」が多かったようだ

▼大事な「物」でまつわる話で、恥ずかしい思い出がある。6才位の頃、当時としては衝撃的セリフの多かった山口百恵の歌で、「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」「綺麗な涙色に輝く大切な物をあげるわ」のセリフで、好奇心旺盛な筆者は母親に「女子にとって一番大切な物はなあに」と聞いた。母親は「髪の毛」と答えた。当時は純情な筆者にとって「そうなのか」と思った。小学生の時、プレゼント交換会があり、「髪の毛が欲しい」と言って隣の席の女の子に怒られたことがあった

▼欲しいもの、大切な物は何か、病弱だった小中学生時代の筆者にとって、「健康な子供に生まれたい」と親戚が集まっている席上で心の底から思っていることを発言した。しかし、それを聞いて母親は泣き出しその場を離れた。つまり、体が弱く好きなことを思いっきりさせられないように生んだことへの親としての自責の念があったのだ。何気なく発言した一言で母親を傷つけたことを今では反省している

▼欲しい物、大切なものは何か、立場によっても異なる。政治家はポリシーとビジョン、そして言葉であり、相手を酔わせるフレーズである。経営者にとっては、最近社会問題になっているが会社の持続性と雇用のために取る方法か

▼そして全ての人、老若男女に当てはまる物は、格好良く言うと、夢と志の高さと挑戦する心だろう。最大の天才とは努力する者だと言われる。(埼玉・YW)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら