コラム

2009/02/10

上手な付き合いを(茨城・KM)


▼立春が過ぎたとはいえ、ますます寒さが厳しくなってきた。風呂や暖房で温まったのに、冷たい布団に入るのはつらい…。そんなときに活躍するのが「湯たんぽ」。近年の環境問題や電気代節約傾向などが追い風となり、日本でも急激にその価値が見直され始めている

▼さて、湯たんぽの上手な活用法。専門家によると手足の末端を温めるには「太い血管がある部分」(足の付け根や太股、ひざの裏、腰、二の腕、お腹、脇の下など)を温めるのが一番効果的とのこと。太い血管が広り、血管やリンパ液の循環量が増加。結果的に血液が手足の末端まで届き、冷えが改善されるのだという。直接末端に当てると効果は半減してしまう

▼夜、体自体を温めるには、お酒を飲んで寝るのも一つの手段だ。酔った体には、冷たい布団が逆に気持ち良い。しかし最近は、限度を過ぎた飲酒による「アルコール中毒患者」の増加が問題になっている。特に定年後の。基本的に「仕事だけが生きがい」という人は危険信号

▼このほか?食事が済んでも飲み続ける?飲まないと一日が終わった気がしない?休日の昼間に飲みながら本を読んだりテレビを見たりする―こんな飲み方が「定年アル中」につながっていく。意外なことに、週2日の休肝日をきちんと守っているというタイプも要注意。頑固で律義な性格ゆえに、定年後に生活スタイルの切り替えがうまくできないため

▼寒さをしのぐために便利なモノが多い昨今。湯たんぽは低温やけど、飲酒はアルコール中毒。限度を過ぎると怖い結果につながってしまう。何事も上手に、適度な付き合いをしたいものである。(茨城・KM)

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