コラム

2009/03/24

時間の大切さ痛感(茨城・HN)


▼最近、時間が過ぎるのがとても早い。逆工程で後のことを考えてから仕事を進めているからだろうか。先の先を考えた仕事で、計画を立てれば立てるほど、日を追うのが早まっている気がする

▼また仕事量も入社仕立ての時と比べれば、圧倒的に増えているはずだ。思い返してみると、当時も時間が過ぎるのはとても早かった気がする。あまりにも物事を知らず、憶えることが多かったためだろうか

▼子供の時はどうだったろうか。小学生の時などは一年がとても長かった気がする。大人の一年と子供の一年の流れが同じとはとても思えないのだ。本川達雄著の「ゾウの時間ネズミの時間説」(中公新書・中央公論新社)に、大人になってから時間の流れが速く感じる理由に触れていた

▼要約するとこうだ。ゾウもネズミも心臓の鼓動は一生で約15億回。ネズミは鼓動が速く、体重1?あたりのエネルギー消費も大きいがその分寿命は短い。一方ゾウの鼓動はゆっくりで体重1?あたりのエネルギー消費も少ないが寿命は長い。これを大人と子供に当てはめれば、子供は心臓の鼓動が早いので一日を長く感じる。一方大人はその逆なのではないか

▼生物の大きさによって、その生物に流れる時間はまちまちであるという―この説は興味深い。生物は同じ時間を生きているようで、実はそうではないのかもしれない。それにしても時間について考えてみると、大切さが身にしみる。そう考えると、また先の先を考えた行動を、と計画して結局、時間に追われているような感覚に陥ってしまう。プログラムが同じ回路を回り続ける、まるで?無限ループ?のようだ。(茨城・HN)

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