コラム

2009/04/14

音楽で日本は元気になる(茨城・KM)


▼「復活して欲しいバンドランキング」などでは常に上位に食い込んでいたユニコーンが今年、とうとう復活した。1月からシングル、アルバムを続けざまにリリースし、今月5日からは16年ぶりとなるツアー「蘇える勤労」を山形県からスタートした

▼復活が望まれていただけあって、その人気はすさまじく、ツアーのチケットは即完売。ネットオークションでは定価の10倍以上の値が付くなど人気が衰えるどころか、待ちに待ったファンによって価値は鰻登りだ。筆者は幸運にも先行販売でチケットを手に入れることができ、先月18日に茨城県水戸市の県民文化センターで行われたライブに参戦してきた

▼そこで目にしたものは、ステージ上で恐ろしいほどの輝きを放つ40代の男5人だった。新旧の曲を織り交ぜながら、2度のアンコールを含み計23曲で2時間以上。演奏中には莫大なエネルギーを感じさせながらも、途中に挟むMCには大人の余韻を感じさせる完璧なパフォーマンス。会場は興奮のるつぼと化していた

▼近年、Jun Sky Walker S(ジュンスカ)をはじめ、リンドバーグ、バービーボーイズなど80〜90年代を賑わせたバンドの復活が相次いでいる。「ちょうど音楽を聴かなくなる世代を取り込み、CDを売るための戦略」などと言う評論家も居るが、聴く側には関係ない。楽しければいいのだ

▼景気の落ち込みにはじまり、元気がないと言われる昨今の日本。何も考えず、ライブで聴いて歌って、笑って汗をかく。音楽がライブが再結成が日本を元気にするに違いない。ライブ会場で大はしゃぎするアラフォー、アラサーを見てそう思った。(茨城・KM)

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