コラム

2009/05/28

知りたい適正価格(埼玉・NH)


▼先日、実家の冷蔵庫が故障したため、買い換えに出かけた。新宿駅に近い大型店舗で、数多い種類の中から、値段と使い勝手を考慮して、国内家電メーカーの商品を購入したが、果たして妥当な価格で購入できたのだろうか

▼家電製品やカメラなどは、標準小売価格ではなく、オープン価格で表示されていることが多いため、2割引、3割引となっていても、本当に安くなっているかどうかの判別が難しい。このため、家電などを購入する場合は、新聞のチラシやインターネット(価格コム)で、同一商品を見比べてから、購入する店舗を選んでいる

▼しかし、昨今は現金値引を中心としている店舗と、値引を現金とポイントの合算で還元する店舗があり、どちらの方が得なのか分かりにくくなっている。特に大型電気店などでは、客が販売員と交渉することによって、表示価格から更に安くしてもらえたり、保証期間を長く設定してもらえるなど、駆け引きで値段が決定している

▼このような状況の下、政府は追加経済対策の一環として「エコ家電」の購入支援策を発表した。これを受け大手家電量販店では、今月から独自に値引きやポイント還元率をアップする、自社負担のキャンペーンをすでに実施している。領収書で対応などの方法もあるようなので、問いあわせるのも一考かも

▼実家の冷蔵庫購入は、残念ながら今回のキャンペーンには間に合わなかったが、オープン価格の商品については、元値を高く設定する可能性もあり、損をしたとは思わないようにしたい。消費者として、安いことにこしたことはないが、家電メーカーに友人もおり一抹の心配もある。(埼玉・NH)

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