コラム

2009/07/07

魅力あるまちづくりを(茨城・KM)


▼茨城県つくば市の筑波山周辺をコースとする「ツール・ド・つくば2009」第1回筑波山ヒルクライム大会が6月14日に開催された。平沢官衙遺跡をスタートし表筑波スカイラインを経由、風返峠に至る全長約12?(高低差約500m)のコースを自転車で駆け上げる

▼筑波山周辺地域の活性化などを目的に(社)つくば青年会議所が主催した。初開催だが、受付開始からわずか3日で定員に到達。当日は県内外から集まった185人が完走し、盛況のうちに幕を閉じた

▼一方、同県北部では4月、こちらも初となるイベント「OSJ奥久慈トレイル50K」が開催された。これは常陸太田市の竜神大吊橋から大子町の袋田温泉までの総距離50?を14時間以内に走破するもの。完走率53・2%(参加321人中完走171人)の数字が示すように岩場、沢渡りなどアドベンチャー要素の高い厳しいコース設定で「日本屈指の難コース」と参加者の評判も上々だったもよう

▼コース同様に評判が良かったのが、地元のもてなし。開催地となった常陸太田市、大子町と(財)グリーンふるさと振興機構が一体となり、味覚フェアや交流会で大会を盛り上げたほか、表彰式では豪華な地元特産品も贈られた

▼大子町は昨年、日本三名瀑のひとつ「袋田の滝」に新観瀑台を整備するなど資源(自然)を活かしている。つくば市は「自転車のまちづくり」を推進中。自治体がそれぞれの特徴を活かした「まちづくり」を進める上で、民間とうまくコラボレーションすれば、その効果は大きい。よって民間が動き出したくなるような魅力的なまちづくりをしていくべきだろう。(茨城・KM)

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