コラム

2009/07/31

名人へ踏み出すべき一歩(茨城・KM)


▼7月11日、人気RPGシリーズの最新作「ドラゴンクエスト9星空の守り人」が発売された。発売4日目となる14日には、出荷本数が300万本を超え「ドラクエ」シリーズの全世界累計出荷本数は5000万本を突破した。7月末にはマクドナルドから無料コンテンツが配信されるなど勢いは止まらない

▼同シリーズの第1作が発売された昭和61年にハドソンから発売されたのが「高橋名人の冒険島」。このアクションゲームの主人公は、毎秒16回の速さでボタンを押す「16連打」などで話題になった高橋名人。月刊コロコロコミックでは、半生を描いた漫画が連載されるなど当時の人気はすさまじかった

▼先日、茨城県にも名人が誕生した。その名も「歩測名人」。今回名人になったつくばみらい市在住の楠茂さん(81歳)は、全国で4人目、茨城県内では初の快挙。これは毎年6月3日の測量の日にちなんで開催されている「全日本歩測大会」(主催・日本ウオーキング協会)で認定されるもの

▼この歩測名人、名人と言うだけあって簡単にはなれない。決められた3コースを歩測し、誤差が2%以内で「歩測達人」に認定。達人を2回達成し初めて名人に挑戦できる。名人は達人同様3コースを歩測し、0・5%以内の誤差で合格となる

▼「名人」には独特の響きと威圧感がある。万人が「出来ない」と思うことを達成した人のみが与えられる称号だからだろう。この世に生まれてきたからには一度は「名人」と呼ばれてみたい。名人の楠さんは、70歳から本格的にウオーキングを始めたと言うから挑戦に遅いことは無い。まず一歩を踏みだすことから。(茨城・KM)

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